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のーさんの一時的日記


by nosans
ゆうべは6日目と7日目の宿をネットで予約してから就寝。

きのう「早餐」(朝食)と書いた看板を見かけたので偵察に行ってみたところ、店先にまんじゅうが置いてあり、その奥には見るからにうまそうな炒め物や煮物が並んでいて、おばさんが2人で切り盛りしてるようだった。

これは弁当箱に盛られたごはんに好みのおかずを自由にのせていくら、という店だなと思い、値段をきいたがなんか教えてくれない。「持ち帰りかい?これに盛るんだよ」みたいな身振りして教えてくれるのはいいが私の言ってることがわからないフリしてる感じ。

「書いて」という身振りをしてもやはり「ごはんがいいかい、おかゆがいいかい、おかゆだったらこの容器でもってかえれるよ」と、どうしても値段を言いたくないらしい。値段をきくまではごはんかおかゆか選ばないぞ、と思ってがんばってたら、勝手にごはんを盛り始めた。

ダメだこりゃ、ぜったいボる気だ、と思い「いいですいいです」と後ろにさがったら急に怒り出して「帰れ帰れ」と手を振られた。あ~っくやしい。ぼられそうだったことよりも、食べられなかったことがくやしい。台湾ソーセージ、うまそうだったなあ。ぼられてもいいから買えばよかったか。でもあれで200元とかとられたらそれはそれでくやしくて味がわからないだろうな。

くやしさをバネに駅への坂道をあがっていくと、途中に人だかりがしている店があった。常連さんの目の前でぼったくる店はないだろうと思いのぞいてみると奥には値段かいたメニューがあって、明朗会計の店だった。ホッとして鍋焼麺45元をたのんだ。紙の持ち帰りカップに入れてもらうには猛烈に熱い鍋焼きうどんだった。

朝には駅前の広場は簡単な市場になるようだった。2,3台の小型トラックがきていて、見るからに新鮮そうな魚を売っている。界隈の店先に座っていたおじいさんに「どこから来ました」と日本語で聞かれた。おじいさんは魚を買いにきてたらしく、足下にある鰺をみせてくれた。小振りな鰺がいっぱい入っていて、これでたったの100元だとちょっとうれしそうだった。

1キロ270円か。台湾にいるとだいたい、体感金銭感覚が日本の1/3ぐらいに思えるんだけど、鰺はすごく小ぶりだったから、台湾にしちゃちょっと高いようにも思った。

朝食後、リゾートホテルが管理する有料ビーチに行ったらまだ朝が早いせいかほとんどひとがいなかった。1時間か1時間半ぐらい遊ぶとおなかがすいてしまったので、昨日とは違う店で弁当を買い、ホテルに戻った。

ちなみに今日の店は月台(プラットホーム)弁当という名で、駅のホームでも買えるらしい。電車の時間になると売り子さんが何人か、かごをかかえて駅に向かうのを見た。そして味は昨日の店よりおいしかった。昨日の郷野弁当店は元祖らしいんだけど、いまはこちらが主流ということか。

この町はほんとに店の2軒に1軒は弁当やで、紙の弁当箱を山積みにつくってて、この小さな町だけじゃとうてい消費しきれないと思うんだけど、どこかに出荷してるんだろうか。


昼食をとり昼寝のあと、プースカと、明日の電車のチケットをとりに駅にいった。昨日の食堂の前では、昨日奥さんに言われて淡々と料理を作っていた男の子が大鍋を洗っていた。男の子は私たちを見ると顔を伏せた。やはりやましいところがあったんだな。でも、顔を伏せるぐらいだから常習犯ではなくて、恥じるものがあったんだと思う。

宿でもう1泊するって言ったら、宿の奥さんが「洗濯物あったら出しなさい」といって、お金もとらずに洗濯機でまとめて洗ってくれた。実はそろそろ洗濯物がたまっていて、ところがこの町は小さすぎて洗衣店がないもので困りはじめていたので助かった。

3時をすぎて暑さのピークを少し過ぎてからまた昨日の無料のビーチに行き2時間ほど遊んだ。こちらのビーチは無料のぶんライフガードやレンタルパラソルや店がないけど、宿から近いし、波打ち際がすごく浅くて、子供にはどちらかというとこちらのほうが遊びやすい。

それにしてもこっちのビーチはなんでこんなにすいてるんだ?珊瑚礁とはいわないが十分キレイなビーチがこんなにすいてるなんて考えられない。プースカがすごく楽しそうに遊んでいて、もう少しこちらに居ることにすればよかったかなと思ってしまった。
でも明日のホテルを予約してしまって、もう取り消し料が50%もかかるし、チケットも買ってしまったし、このへん食べるものないし、砂と日焼け止めでサカコのお肌もそろそろ限界だしね。今回はこのへんにしておこう。

本日2回目のビーチにいる間、サカコはベビーカーで寝たまま一度も目を覚まさなかった。今日はお昼もなが~い昼寝をしていたし、ちょっと体力的に限界に近くなってるんじゃないかと思う。明日台北に戻ったら、こんどこそ、ちょっとのんびりしよう。

晩。せっかく海の近くなので何かないもんかと少し歩いて魚料理の店を見つけたけど、客が全然入っていなくて、メニューもなさそうなのでやめた。途中、新たに見つけた明朗会計の軽食の店で焼きそばと水餃子を作ってもらい、あと昼の弁当をまた1コ買って部屋で食べた。プースカはたくさん泳いでよほど消耗したのか、焼きそばをいつもの倍も食べて9時になる前に寝てしまった。
# by nosans | 2010-08-04 23:13

福隆へ

朝食後、部屋でまったりし、お昼発の自強号で福隆にやってきました。

今日はちょっとトラブルがありました。
つーか、なにもスムーズに行かなかった。

1時すぎ、福隆に到着し、相棒とサカコを駅において、目をつけていた民宿(日本でいうペンション)へ。そしたら誰もいなくて応対してくれたのは近所のひとだった。なんか知らないがそのひとが部屋までみせてくれて、泊まることに。

ところが相棒たちつれて戻ってみると、2つめのマットレスが借りられないとのこと。それじゃ4人のうち誰かが落ちるので、あとから現れた民宿のお兄さんにごめんと言い、相棒とサカコとプースカをそこの部屋に休ませてもらったまま駅前通りのホテルへ。幸いまたダブルベッド2台の部屋が借りられたので、みんなを連れて駅前通りのホテルへ。
そこまででもう3時。

福隆は弁当が名物らしい。お昼を食べていなかったので弁当を買った。ついでにビーサンとか浮き輪とか買ったら、日本でも100円ショップで売ってるようなビーサンが200円、しょぼい砂場セットや浮き輪が300円もした。

部屋でごはんを食べ、やっと夕方になって砂浜へ。幼稚園や近所のプールで少し水に慣れたらしくプースカは砂遊びも水遊びもよろこんでいたのでうれしくなった。

でももう夕方で、海に入ってるのにサカコが蚊に刺されたりしたので早めに切り上げ部屋へ。そして夕食を買いに出た。ホテルのすぐ近所の食堂っぽいところは料理の値段が書いてあって、良心的そうだったので入ってみる。

そこで肉いりチャーハン40元と、揚げ魚いりビーフン40元を持ち帰りでたのみ、ジュース1本選んだところ275元を請求された。ちょっとぐらいだったら疑わなかったかもしれないけど、さすがに何だそりゃと思って内訳をきいたら、ジュースだけは25元と普通の値段なのに、チャーハンが120、ビーフンが80、付け合わせの青菜が50という。

ニコニコして感じのいい奥さんだと思っていたのでこちらも最初にこにこして「これを1人前、こっちを1人前って言ったんですけど」と訂正してたがだんだん、「私ちゃんと1,1って指さして言ったよな」と思い出してきた。いやこんなん絶対変だ。それに、用意されている量はあきらかにチャーハン3人前ビーフン2人前に見えない。

相棒と顔を見合わせ「どうする?」「出るか」とやりとりして「いりません。不要」と言って出てきた。

むこうもやましいところがあるからか、あんまり激しくは言ってこず、「わかったわかった、わかったからちょっと来い」みたいに店に招きいれようとしたけど、もう嫌悪感ができあがってしまって、正しい値段にしてくれたとしても買う気になれなかった。

プースカが私たちのただならぬ雰囲気に不安を感じたのか
「なんで買わなかったの?どうしてあのごはんはいらないの?どうしたの?」としきりと聞いた。「あのひとは嘘を言ってお金をたくさんとろうとしたんだよ」とかみほぐして話しながらセブンイレブンに行き夕食を買った。


泊まってる宿のおじさんおばさんはおだやかでとてもいい感じだし、泊まらないことにした宿のお兄さんも親切でとても感じがよかったんだけど、こういうトラブルがあるとなんだか部屋に戻っても気持ちがざわざわして、壁の外がすべて敵のような気がしてくる。いいところなら最大で4泊しようかって言ってたんだけど、早く台北に戻りたくなってしまった。まさかとは思うけど、プースカたちに悪さをされるんじゃないかとか、そういうのが一番不安になる。

この界隈はさきほどの食堂を除くと、食べるものがほとんどない。今日は短い時間しか遊べなかったから、明日戻ることはないにしても、2泊ぐらいで台北に戻ろうかなと思う。

ぼったくろうとした店の正面の建物、あとから見たら警察だった。まったくお巡りさんの真ん前で何やってんだか。

台北の夜市なんかでも、注文して、メニューの値段を見て「95元だな」と思っていたら110元だって言われたり、30だなと思っていたら35だと言われたりということがこれまでに2度ほどあり、あれ?私の思ってたものと違ってたんだなと自分で納得したりもしたんだけど、あれもぼられていただけだったんだろうか。そういうのは屋台に限ったことだったし、わずかな額だったけど、そういうことがあると思うとちょっと悲しい。

あ、ところで今日の宿は1泊1500元の旅社(オンシーズンだからこのぐらいするけど多分普通はもっと安い)。母とタイに家出してた頃を思い出します。こういうところに来てるとちょっと親子パッカーって気分になれるね。

安宿なのでインターネットの設備とかないんだけど、なんか界隈にパブリックな無線LAN(もしくはただの無防備な無線LAN?)があって使わせてもらってます・・・
# by nosans | 2010-08-04 00:17

生水

2日目の晩は永康街に小籠包を食べに行き、かき氷たべ、やめときゃいいのにスーパーまで寄ってまたへろへろになりました。永康街高記、エアコンききすぎ!あと、かき氷は5年前に比べると味がおちた感じがした。

3日目はホテルの朝食(ロイホ)食べて、その後故宮のほうのエビの釣り堀に。楽しかったけど暑かった。そして1時間300元(850円ぐらい)も払ってんのに2匹しか釣れなかった・・・。かわいそうに思ったのか店のひとが4匹おまけしてくれて、塩焼きにして食べたところ、すっごいしょっぱかったけど、やはり新鮮なだけあっておいしかった!そしてタクシー呼んでもらって高島屋に行き、お昼たべたり眼鏡やさんみたりしたらみんな疲労困憊し、宿にかえり昼寝。

どうもおでかけの労力の予測とコントロールができてなくて、「ちょっとエビつりに」でかけるつもりが、ついいろいろ寄っちゃうからへとへとになっちゃうんだよね。暑さからくる疲労とか、ベビーカーでのちょっとした遠回りや、プースカが疲れちゃったときの抱っこ、子供用品のぶんの荷物の重さということがうまく計算に組み込めていないんだと思う。

夜はタクシーで寧夏路の夜市へ。プースカは射的やピンポン球なげをやってよろこんでいた。屋台で蝦巻や魚の揚げもの、タピオカミルクティー、水餃子、ニラいり揚げパン、ソーセージのはさまったごはんドッグなど買い、帰宅してから食事。

2日目の永康街高記で痛感したけど、子連れだと立派なレストランで落ち着いてたべるのは難しい。やはり買い食い、持ち帰りがラク。屋台のごはんやテイクアウトの餃子は安いので、子連れ旅行のうちは大人旅行より食費が安くあがるのかもな。タクシー使ったり、ホテルもそこそこのところに泊まったりで、宿泊と移動はお金使うけど、食事だけはバックパッカーふう。


さて2日目、3日目で起きた悪いこと。
もぐらたたきを本気でやって肩をいためました(私)。
昼寝のときパンツで寝たらおねしょしました。(プースカ)
ガラスのコップでジュース飲んだら落として割りました(プースカ)。そんなとこか

あ、あと、まだ結果が出ていないけど、プースカが生水を飲んでしまった。台北の水道水はWHO基準を満たしているけど、水道設備がよくなかったり、ビルの貯水槽のメンテが悪かったりで、現地のひとでも生水は基本的に飲まないんだって(TT。どうかおなかをこわしませんように。

さ。3日間お世話になった台北駅前のホテルをあとに、今日は電車で東の海沿いの町、福隆へと向かいます。そちらは田舎だし、民宿(台湾ではペンションのこと)に泊まるつもりなので、ネットはできないのではないかと。ではまた台北に戻ったときにお会いしましょう。
# by nosans | 2010-08-03 11:20

台湾旅行1日目

出発前夜の深夜1時、近所の会社の非常ベルがジーンと鳴り出して、そのあとセコムがウーときてパトカーがピポーとやってきて非常に深刻な寝不足をかかえた状態で出発の日がやってきました。

「もう台湾行く時間?」「どうして台湾行かないの?」と100回きかれてやっと出発し
「まだ飛行機場つかないの?」「まだ飛行機のらないの?」「どうして飛行機発射しないの?」
「なんで台湾つかないの?」「まだホテルつかないの?」などとしつこくしつこく100回ずつ質問されながらやっと
台北駅前のホテルに到着しました。ちかれた。
なんで疲れたのかって?おまえが同じこと百万遍くりかえしてきくからじゃ!!

台北なんて近いと思ってたけど子供連れだと結構遠かった!!
でもプースカがオシッコもらすとか吐くとか悲惨なことは何も起こらなかった。とくにサカコは飛行機の中でも終始機嫌良くニコニコとしてるか寝てるかでアテンダントさんにもほめられるほどで、私のタビトモとしての期待度の高さを伺わせた。

どこのホテルにとまったかはあとで書きますが、ここ、日本人向けのビジネスホテルなんだけど、台北駅の目の前にしては1泊7500円ぐらいでかなり快適。ダブルベッドが二台あって、それをくっつけ、枕で転落防止の土手をつくったら、サカコがころげまわってもプースカがはねまわっても十分なスペースのプレイエリアになった。

床がフローリングなのでプースカが何かこぼしてもシミになる心配がないしほんとありがたい。部屋が10坪ぐらいなので、これだけ大きいベッドがあるのに狭く感じない。

惜しいのは景観がないことで、ここの部屋はとなりのビルに面してるので、せっかくの高層階なんだけど昼間もちょっと薄暗い。部屋によっては台北駅が目の前だったり、台北101が見えたりするらしいんだけどね。でも幼児はそんなこと関係ない。プースカはホテルに泊まること自体が大好きなんで、部屋に入った瞬間に「ホ~」っとも「ヒャー」ともつかない歓声をあげていた(^^

さっそく初日からホテルの裏を徘徊して餃子と牛肉麺など買ってきて食べた。たいしたことなさそうな店で安いの買ってもちゃんとおいしいんだよなあ。台湾えらい!!(前回きたときも初日の晩に餃子食べにいって、おいしくて、同じことを思ったんだよね)

・・・明けて2日目はのんびりしようねって約束してたのに朝食買いにでたり裏のキャラクターストア見にいったり、駅に電車の予約しにいったり三越にお昼ご飯食べにいってついでにほかの売り場も見たりとアクティブに過ごしています。

なんか部屋でまったりしてると相棒が「こんなにまったりしてていいのかな」とか言い出すんだよね。
旅行に出るといつも相棒から「のーさんの旅行はいつも強行軍だからなあ」とか責められるんだけど、絶対私だけのせいじゃないって。今回ばかりは認めさせてやる
# by nosans | 2010-08-01 22:18